日本と韓国の関係がさらに冷ややかになるニュースが入ってきました。

韓国文喜相議長が、慰安婦問題は天皇が謝罪すれば終わると発言しました。

この人物の経歴や韓国はなぜ同じような意見を繰り返すのか、過去の実例などを解説します。 

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文喜相議長の経歴などプロフィール

 

 

名前:文喜相

立場:韓国国会議長(2018年7月13日から)

生年月日:1945年3月3日

 

参照:共同通信

 

この文喜相議長は、これまでの韓国大統領の政治の中で、かなり重要なポストを占めてきた人物です。

金大中大統領の時は、「大統領府政務首席」「国家情報院企画調整室長」を任されています。

盧武鉉大統領の時は、「大統領秘書室長」「政務特別補佐官」を務めています。

 

基本的には、韓国の民主党に属している政治家ですが、党が不安定になったり、さらに政権を奪われた時などに、活躍する政治家のようです。

そんな政治家が、今の日韓問題をさらに大きくするような発言をしました。 

文喜相議長は首相や天皇の謝罪を求めた理由とは?

 

文喜相議長が、今回述べたコメントをそのままお伝えします。

 

「天皇が退位する前に、戦争犯罪の主犯の息子がおばあさんの手を握り、心より申し訳ないと言えば、問題は解消されるだろう」

天皇陛下に加えて、安倍首相にも同様の謝罪を求めています。

 

このように、文喜相議長は個人的な見解として、アメリカの「ブルームバーグ通信」のインタビューに答えています。

あくまで政府見解ではなく、個人的な見解として返答しています。

しかし国会議長という立場にある人の発言として、かなり大きく捉えられています。

 

いくつかの問題点を考えみる

 

韓国の主張を、理解できないわけではありません。被害者がおり、その被害者への謝罪を行うことが必要であるという意味も分かります。

しかし、そもそも天皇を慰安婦の問題に引っ張り出すのは間違っています。

 

慰安婦問題日韓合意の書類を見てみましょう。

 

日本が行うべきことに関して、次のように記載されています。

 日韓間の慰安婦問題については、これまで、両国局長協議等において、集中的に協議を行ってきた。その結果に基づき、日本政府として、以下を申し述べる。

日本側の声明

(1)慰安婦問題は、当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題であり、かかる観点から、日本政府は責任を痛感している。  安倍内閣総理大臣は、日本国の内閣総理大臣として改めて、慰安婦として数多の苦痛を経験され、心身にわたり癒しがたい傷を負われた全ての方々に対し、心からおわびと反省の気持ちを表明する。

(2)日本政府は、これまでも本問題に真摯に取り組んできたところ、その経験に立って、今般、日本政府の予算により、全ての元慰安婦の方々の心の傷を癒やす措置を講じる。具体的には、韓国政府が、元慰安婦の方々の支援を目的とした財団を設立し、これに日本政府の予算で資金を一括で拠出し、日韓両政府が協力し、全ての元慰安婦の方々の名誉と尊厳の回復、心の傷の癒やしのための事業を行うこととする。

(3)日本政府は上記を表明するとともに、上記(2)の措置を着実に実施するとの前提で、今回の発表により、この問題が最終的かつ不可逆的に解決されることを確認する。

韓国側の声明

(1)韓国政府は、日本政府の表明と今回の発表に至るまでの取組を評価し、日本政府が上記 1.(2)で表明した措置が着実に実施されるとの前提で、今回の発表により、日本政府と共に、この問題が最終的かつ不可逆的に解決されることを確認する。韓国政府は、日本政府の実施する措置に協力する。

(2)韓国政府は、日本政府が在韓国日本大使館前の少女像に対し、公館の安寧・威厳の維持の観点から懸念していることを認知し、韓国政府としても、可能な対応方向について関連団体との協議を行う等を通じて、適切に解決されるよう努力する。

(3)韓国政府は、今般日本政府の表明した措置が着実に実施されるとの前提で、日本政府と共に、今後、国連等国際社会において、本問題について互いに非難・批判することは控える。

引用:日韓合意

 

この両国の日韓合意の中で、天皇陛下による謝罪は一切含まれていません。

1つ含まれているのは、

 

安倍内閣総理大臣は、日本国の内閣総理大臣として改めて、慰安婦として数多の苦痛を経験され、心身にわたり癒しがたい傷を負われた全ての方々に対し、心からおわびと反省の気持ちを表明する。という首相による謝罪です。 

 

首相による謝罪という部分では、次のような産経新聞の記事があります。 

 日韓外相会談での慰安婦問題合意を受け、安倍晋三首相は28日、首相官邸で韓国の朴(パク)槿恵(クネ)大統領と約15分間、電話会談を行った。

安倍首相は「合意に至ったことを評価したい。元慰安婦の方々の筆舌に尽くしがたい苦しみを思うと心が痛む。心からおわびと反省の気持ちを表明する」と述べた。

引用:産経新聞

 

つまり、安倍総理は正式に時の首相として、韓国の朴槿恵大統領に謝罪を行なっています。そして朴槿恵大統領が正式に受け入れているわけです。

ですから、今回の天皇陛下に謝罪させるという韓国国会議長の発言が、どれほど国際法を無視しているのかが分かります。

 

感情的には理解できますが、不和や問題は感情で解決すべきものではありません。

感情によって解決しようとすれば、許す人もいれば、許せない人もでてきます。

これはで恒久的な解決ができないため、政府間での話し合いによって、合意する必要があるわけです。

 

それにも関わらず、何度も「謝罪」を要求し、ましてや日韓合意に含まれてもいない「天皇陛下」の謝罪まで要求するという考えを国会議長が持っていること自体が問題でしょう。

もう一度言いますが、感情で判断することは、問題を複雑にする元凶です。

保障や謝罪は、個人の場合とは異なり、国家間であれば条約や両国合意という形でなければなりません。

 

 

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