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夏場はエアコンを使用するため、車の燃費が悪く理由はよく分かります。

しかし冬場に燃費が悪くなる原因はなんでしょうか?車の燃費を少しでも良くするためにできる方法とは?

冬場の車の燃費について、疑問にお答えしています。 

冬場に車の燃費が悪くなる理由(原因)とは

 

財団法人省エネルギーセンターの調べによると、冬場には北海道などの寒い地域で、車の燃費が悪くなる傾向があるということです。

 

車の平均燃費の推移とは?季節による変化

 

例えば、2月はかなり寒い季節になりますが、北海道では平均燃費は10km/Lになります。

もちろん燃費の良い車と悪い車があるため、一概に平均では燃費の良し悪しは計りにくいものです。

 

しかし10月の平均燃費が13.5km/Lであることを考えると、10km/L以下まで燃費が落ち込むというのは、何かしらの原因があるでしょう。

ちなみに全国平均でも、10月の燃費が「12.6km/L」であるのに対し、2月の燃費は「11.5km/L」まで落ち込んでいます。

寒さと関連があること分かりますが、具体的には燃費低下にはどのような理由があるのでしょうか? 

冬場に燃費が悪くなる具体的な理由とはなに?

 

冬場に車の燃費が悪くなる理由は、1つだけではなく、幾つかの原因が重なり、燃費低下が起きます。

主な原因は以下のようなものです。

 

  1.  アイドリング時間の増加
  2. エンジンの回転数の増加
  3. エアコンの使用
  4. 空気密度の変化
  5. タイヤの変更

 

1 エンジンのアイドリング時間の増加

 

春や秋の時期であれば、車のエンジンをかけっぱなしにする時間が少ないものです。

しかし夏場や冬場には、車を冷やしたり、温めたりするためにエンジンをかける機会が増えていきます。

エンジンを始動していれば、ガソリンは消費されるため、燃費は自動的に悪くなってしまうでしょう。

 

2 エンジンの回転数の増加

 

もっと専門的な言い方をするなら、アイドリングアップが燃費低下の原因となります。

エンジンを始動すると、車はエンジンを温めるためにアイドリングを行います。

冬場は寒いため、当然ですが夏場よりもエンジンは温まりにくくなります。

そのためアイドリングの回転数を上げて、少しでもエンジンを早く温めるように設計されています。

そのため、寒い冬場は燃費が他の季節と比較すると低下してしまいます。

 

3 エアコンの使用

 

ハンドルの左側には、多くのスイッチが付いており、その中に「A/C」と書かれているボタンがあるでしょうか?

これは「エアー・コンディショニング」の略になりますが、ボタンを押すことでコンプレッサーが回転します。

コンプレッサーを回すためには、電力が必要となり、電力はガソリンを消費して生み出されるため燃費が低下します。

 

4 空気密度の変化

 

冬場は、他の季節と比較すると、酸素密度が上がります。

ガソリンと酸素の比率は、定められた数字になるため、酸素濃度が上がれば、消費するガソリンも増やさなければならず、結果として燃費は低下するわけです。

 

5 タイヤの変更

 

サマータイヤとスタットレスタイヤには、タイヤの柔らかさの部分で大きな違いがあります。

柔らかいタイヤほど、地面に接する面積が多くなり、地面との間に発生する抵抗が大きくなるため、燃費は自然と悪くなってしまいます。

 

主に、この5つの原因によって冬場は燃費が若干悪くなるわけです。

では燃費を改善するための方法は、どんなものでしょうか? 

冬場に車の燃費を改善するための方法

 

冬場に燃費を改善するための方法は、以下のようなものです。

車の燃費向上方法
1 アイドリングの時間を少なくする
2 タイヤの空気圧を少し高めにする
3 A/Cボタンを押さない

 

1 車のアイドリングの時間を少なくする

 

冬場に車を運転する時は、車を温めておきたいと思われるかもしれません。

しかし冬場は、アイドリング時のエンジンの回転数が高めになるように設計されているので、なるべくアイドリングの時間を少なくするようにしましょう。

 

2 タイヤの空気圧を高めにする

 

タイヤと地面の接地面積が多くなると、その分だけ地面とタイヤの間の抵抗が大きくなります。

そのため燃費は悪くなってしまうでしょう。

ですからタイヤの空気圧を少し高めにするなら、抵抗を減らすことができます。

通常が2.2空気圧であれば、2.3くらいに調整すると良いですね。

 

3 A/Cボタンを押さない

 

 

この方法が、燃費を改善する1番の方法となります。

エアー・コンディショニング(A/C)ボタンを押さないと、暖房が効かないと思っておられる方が多いようですが、実はそうではありません。

確かにクーラーは、コンプレッサーを使用して冷たい風を出すため、A/Cボタンを押す必要があります。

 

しかし暖房は、基本的にエアコン自体が温かい空気を作っているわけではありません。

少し説明を加えると、エンジンを冷やすための「冷却水」の熱を利用して車を温めています。

つまり車の暖房は「エンジンの排熱」を利用しているため、基本的には「A/C」ボタンを押す必要はありません

当然、ボタンを押さなければ、コンプレッサーはまわらないため、燃費は向上するようになります。

 

ですから冬場は、「A/C」ボタンを押さない限り、暖房を利用しても、燃費には影響しないということになりますね。

 

ただし「A/C」ボタンを押すと、除湿機能が加わるため、車の窓ガラスが曇った時には、危険なので「A/C」ボタンを押して、曇りを取り除いてください。

 

このような簡単な方法で、車の燃費は改善することができます。

平均燃費が10km/Lから13km/Lへと改善できたなら、ガソリン満タンで120km~180kmほどの走行距離の差となります。

これはかなりの差になるので、ぜひ実践してみてください!

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