信頼できるはずの「Appleストア」でダウンロードできるアプリが危険であることが判明。
アンドロイドと異なり、「Apple」ストアでダウンロードするアプリは、アップルの審査を受けているため安全であると考えられていました。
しかしそんなアプリに「危険」が忍び込んでいたことが分かりました。
【ToTok】というアプリに、監視ツールが仕掛けられていたことが判明しました!
この記事では、
- 【ToTok】をすぐに消去した方が良い理由
- どこが危険なのか
- 日本人に影響はあったのか?
- Tiktokは安全なのか
こうした点を検証していきます。
ToTokは危険なのですぐに消去!
「ToTok」は、アプリダウンロードでも、4.6点という高い数字を誇っていたアプリです。
すでに数百万以上ダウンロードされており、中東などでもダウンロード数を伸ばしていました。
Downloadをした国の中には、中東だけではなく、ヨーロッパやアメリカ、そしてアジアも含まれています。
当然、日本人の中にもすでにDownloadした事のある方もいるでしょう。
この「ToTok」アプリは、簡単に言えばソーシャルアプリ「LINE」「WhatsApp」「Skype」などのアプリと同じようなものです。
皆さんは、ご存知だったでしょうか?
こうしたソーシャルアプリの中には、国によって使用できないものもあります。
例えば、「WhatsApp」は、ヨーロッパやアメリカ、アフリカでも有名なコミュニケーションツールになっていますが、中国では利用できません。
日本では開くことのできたアプリは、中国国内に入った段階で開くことができなくなります。
これは中国政府が使用を制限しているためです。
同じように、「WhatsApp」「Skype」といったアプリは、中東では利用することができません。
その代わりとして、数ヶ月にわたって大きくDownloadされたアプリが「ToTok」というわけです。
しかし「ToTok」は、アラブ首長国連邦が利用者を監視するツールであったことが判明。
Appleストアでは、すでにダウンロードはできなくなっています。
すでにiPhoneにインストールしている方は、消去するようにしてください。
なぜ危険と言えるのか?理由は?
「ToTok」は、さくほど説明したように、ソーシャルアプルであり、コミュニケーションをする時に使えるツールです。
ダウンロードする時には、「アプリ」が位置情報と電話帳にアクセスするのを許可するかと尋ねられています。
つまりアプリを使用する場合は、電話帳や位置情報をアプリに提供するという意味になります。
アプリを開発したのは「Breej Holding」という会社であることが公表されていました。
しかしこの会社の背後には、「DarkMatter」や「Pax AI」といった企業の存在があることが確認されたようです。
この2社は
「DarkMatter」:アブダビのハッキング企業
「Pax AI」:データマイニング企業
であることがすでに判明しています。
ハッキング企業が作ったアプリだと知っていたら、ダウンロードしたいと思うでしょうか?
絶対にダウンロードすることはないでしょう。
だからこそ「DarkMatter」や「Pax AI」の企業名を伏せて、Breej Holdingという名前でアプリを発表したという事になります。
では、このアプリを通じて「DarkMatter」や「Pax AI」という企業は、何をしようとしていたのでしょうか?
一言でいれば、個人情報の収集です。
個人情報は企業にとって宝の山であり、情報の宝庫です。
個人情報によってマーケティングを行なうことで、マーケティング力は飛躍的に伸びていきます。
今回の「ToTok」は、どのような情報を集めていたのでしょうか
- 会話
- マイク
- カメラ
- カレンダー
こうしたスマホや携帯の中に入っている情報を収集していたようです。
これは主なターゲットであり、その他にもスマホの中の情報を吸い出していたことが分かっています。
日本人に影響はあったのか?
アジアでも、すでにダウンロードしてしまった方もいると思います。
しかし日本ではWhatsAppやSkypeは当然使用できるため、わざわざ「ToTok」を使用しなければいけないという方はいないかもしれません。
もし中東関係の知り合いがいるという方であれば、最近ダウンロードされたかもしれません。
ダウンロードしてしまえば、いつでも監視されていたということになるため、少しでも早く消去、アンインストールすることをおすすめします。
被害という被害は、おそらく体感することはないと思いますが、確実に情報を盗られている可能性があります。
本当に怖いですよね。
Tiktokは安全なのか? 監視ツールではないのか?
Tiktokは、「ToTok」と名前が似ていますが、全く会社が異なっているため、今回の騒動とは関係はないと言えるでしょう。
しかし、関係ないということが、TikTok自体が監視ツールではないとは言い切れないという感じがします。
以前に、カーディアン紙が「中国に関係する特定のワードを含む投稿を検閲している」と報道していたことがあります。
こうした報道を見る限り、監視をしていないとは言い切れないでしょう。
「TikTok」は中国の企業が開発したアプリであり、中国国内で使用が許可されているものです。
ToTokは危険なのですぐに消去!のまとめ
ToTokについては、すでにダウンロードができなくなっています。
つまり「アップル」「Google」のどちらも「危険」であると判断したということです。
すでにダウンロードしてしまっているなら、すぐに消去・アンインストールするようにオススメします。
しかし問題は、「アップルストア」でダウンロードできたアプリが監視ツールであったことです。
厳しいアップルの監視の目をかいくぐって販売されるアプリに、なんらかの仕掛けが施されている可能性も十分あるということになるでしょう!
これからは自衛手段を施していくことも重要です!