北海道の浦幌町厚内漁港で、黄金色の鮭(サケ)が水揚げされた。
大地震で打撃を受けた北海道に幸運を呼んでくれるのではないかと期待されています。
なぜサケの色が黄金色になったのか、理由を調べています。
鮭(サケ)が黄金色へと変化した理由や原因
自然界の中には、白い姿で生まれた動物がいます。
例えば、白いキリン・白いライオン、白いカメなどの動物の写真を見たことがあるかもしれません。
本来は黄色と黒っぽい色の2色で生まれるキリンがなぜ白い外見で生まれるのか、理由や原因は色素欠乏アルビノと呼ばれる突然変異です。
本来持っている色素が欠乏しているために、白い姿になったわけです。
今回、北海道浦幌町の漁港で水揚げされた鮭(サケ)の色が黄金色になった理由も、同じ色素欠乏が原因だといわれています。
それにしても見事な「黄金色」なので、とても珍しいです。
きっとほとんどの方が初めて見たかもしれませんが、実は北海道の浦幌町厚内漁港では、数年に一回は水揚げされるようです。
もちろん数年に1度の割合は、決して多くないので、やはり珍しいものです。
2018年9月10日の水揚げ分に「黄金の鮭」が入っていたので、幸運を呼んできてくれるのではないかと期待されています。
近年の鮭不漁を打開してくれるのではと期待
ここ数年、鮭の漁獲量は低迷しており、漁師にとっては非常に難しい時期が続いているといわれています。
そんな中、黄金のサケ(鮭)が大津漁協の八協水産の「第18協進丸」の網に入っていたため、今後の漁獲量が増えてくれればと考えられています。
また北海道で発生した大地震で苦しんでいる方もまだまだ多くいらっしゃるため、北海道の皆さんにも良いことが起きるきっかけになれば良いですね。
なかなか目にする機会の少ない「黄金の鮭」なので、幸運を運んできてくれると信じたいものです。
実際、タイなどの国では「白い動物(像)」は神からの使い、もしくは神そのものと考えられています。
その他の国でも、白い動物は特別な存在になるようです。
そういう意味では、2014年以来水揚げがなかった「黄金の鮭(サケ)」が水揚げされたことは、地元にとっては風向きが変わるきっかけになるのかもしれませんね。