名古屋の大学1年生が爆弾の威力を試したくて、TATPを製造したという動機が判明してきた。
今回、大学生がどのように爆弾に関する知識を入手してきたのか徐々に明らかになってきた。
衝撃を与えた学生による爆弾製造のその後を解説!
インターネットを通じて爆弾の知識を共有
大学生が製造した爆弾は、インターネットから知識を入手していたことが愛知県警の調査で判明した。
しかも恐ろしいのは、ネットでどのように爆弾を作るのか、情報分析を共有している人物がいるということだ。
大学生にTATPというデロリストが使う残虐な武器を作るための知識を与えた人物がいるということは、第2の爆弾製造者を作り出せる状況にあるということになる。
すでに爆弾を製造した大学生は、TATP爆弾だけではなく、次の爆弾製造にも着手していたということです。
殺傷力の強い第2の爆弾ETNも製造していた
TATPは、先程も説明したように、テロリストが使用したこともある爆弾であり、市販されている薬品で製造できてしまう。
そのため今回の大学生が製造できたわけです。
しかし逮捕後の取り調べによって、学生が作っていたのはTATP爆弾だけではなく、ETN爆弾(四硝酸エリスリトール)まで製造していたことが分かってきた。
ETN爆弾は、TATP爆弾よりも殺傷能力が高く、多くの犠牲者が出るほどの威力です。
すでにETN爆弾を完成させていて、警察が押収していると発表している。
実際に、ETN爆弾を作るために必要な化学物質や原材料も大学生の自宅から発見されていて、ETN爆弾の存在はほぼ間違いないだろう。
しかし最大の懸念材料は、こうした爆弾に関する情報をインターネットによって共有している人物がいるということだ。
ネット上でTATP爆弾やETN爆弾の製造方法を共有ー拡散の危険性
大学生は、すでに爆弾製造の場面や爆発を起こした場面を動画で撮影しており、爆弾製造を行なっている友人や知人と共有しているようだ。
つまり情報を共有している人物全てが、今回の名古屋で爆弾を製造した少年と同じものを作れるという意味になる。
実際、大学生の自宅からは、手りゅう弾のような爆発物も押収されていることも確認できている。
仮に爆弾製造方法がネットに行き渡ってしまったとしたら、興味本位で爆弾製造する人物が出てくることになる。
また今回の爆弾製造の主犯は、この大医学生ではなく、他にいる可能性も捨てきれない。
今後ETN爆弾を使ったテロが実行されるようなことがないように願う。