長野県上田市のモスバーガーでO121による食中毒が8月に起きていた。
しかし1店舗だけの話ではなく、関東全体のモスバーガーに食中毒が拡がっています。
すでに19店舗に拡がっていますが、どこの店舗なのか?原因は何か?こうした点を解説しています。
モスバーガーのO121による食中毒の被害が拡大!店舗はどこ?
8月に発生したO121による食中毒で、長野県上田市にあるフランチャイズ店「アリオ上田店(上田市)」が、3日間にわたって営業停止処分になった。
モスバーガーの衛生面の評判が良かっただけに、フランチャイズの1店舗だけの話だと安心していた方も多かったかもしれません。
残念ながら、その希望は崩れてしまいました。
モスバーガーの食中毒の被害が徐々に大きくなっています。
現在は、関東地区にある19店舗でO121による食中毒が発生していると報道されています。
食中毒が起きていると思われる県は、8都県栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、長野です。
この県内にあるモスバーガーの内、19店舗を利用したお客さんが、体調不良のため病院にかかっていたようです。
すでに厚生労働省が調査を行っており、19店舗を利用した28人の中の12人からO121が発見されています。
それも遺伝子の型が一致しているので、同じO121であることが判明しています。
では、今回のモスバーガーのO121食中毒の原因は何でしょうか?
O121による食中毒の原因はチェーン本部からの食材が原因!?
1店舗で発生した食中毒であれば、他店舗で発生したO121遺伝子と型は異なるのが自然です。
しかし今回生じているO121の遺伝子の型は、19店舗ですべて一致しているため、原因が共通していると言えるでしょう。
1店舗だけにO121腸管出血性大腸菌が紛れ込んだというよりは、どこか共通している場所から送られてきた食材に問題があったと結論する方が道理にかなっていると言えるでしょう。
実際、モスバーガーの経営を行う「モスフード」では次のように発表しています。
チェーン本部から納品した食材が原因となった可能性が極めて高い
関東甲信地方に展開する19店舗のモスバーガーで28人が食中毒の症状を訴えていることは、モスバーガーだけではなく厚生労働省でも発表しています。
しかし現時点では、具体的な店舗名は発表されていないため、特定ができない状態です。
しかし重要な情報であるため、近い内にどの店舗が営業停止になるのか発表されるはずです。
しかし懸念されるのは、同じチェーン本部を利用している店舗があれば、同様にO121腸管出血性大腸菌による食中毒の症状が出ている可能性があるということです。
つまり今後モスバーガーで起きた食中毒の被害が、さらに拡がってしまう可能性があるということになるでしょう。
O121大腸菌による即中毒はモスバーガー茅野沖田店でも発生
さらに「モスバーガー茅野沖田店アリオ上田店(上田市)」に加えて、長野県茅野市の「モスバーガー茅野沖田店」でも8月18日に商品を食べた20代の2人が下痢などの症状を訴えていたため、保健所から3日間の営業停止処分を受けていたことがわかりました。
やはり検出されたO121の遺伝子は同じ型だったということです。
今後、食中毒の被害がどこまで広がるのか、不安ですね。