毎年のように新しい言葉が増えていくものですが、ここ数年「JAPOW(ジャパウ)」という単語が冬になるとSNSでも流行しています。
ではジャパウとはどのような意味なのでしょうか?どこに行けば「JAPOW」を体験できるのでしょうか?
外国人が「JAPOW」をよく使うのはなぜなのか、理由を解説しています。
「JAPOW」ジャパウはどんな意味なの?
まず確認しておきたいことですが、「JAPOW」は、ローマ字読みで「ジャポウ」ではなく、【ジャパウ】という読み方が正しいものです。
なぜこのように読むのかというと、この「JAPOW」は造語であり、「JAPAN」と「POWDER」を合わせているからです。
この言葉が冬になるとSNS上に登場するのは、「JAPOW」という言葉が、日本の雪質の良さを意味しているからですね。
スキーやスノボに行ったことのある方であれば、「パウダースノー」という言葉を聞いた事があると思います。
「サラサラ」した雪は、雪質がとても良く、スキーやスノボをするには、最高の環境です。
日本でも「パウダースノー」をどこでも味わえるわけではありません。
しかし場所を選べば、本物のパウダースノーを満喫することはできます。
でも、世界の雪は、日本の雪とはちょっと異なっており、「パウダースノー」というもの自体がほとんどないようですね。
そのため、パウダースノー「JAPOW」を求めて、たくさんの外国人が日本に訪れているようです。
【JAPOW】を楽しめるスキー場はどこにあるのか?
「JAPOW」つまり、日本のパウダースノーを楽しめるスキー場の紹介をします。
まずパウダースノーを味わうためには、北海道のスキー場に行くのがベストになるでしょう。
もちろん東北地方のスキー場でも、パウダースノーを楽しめますが、やはり北海道のパウダースノーは別格です。
世界中のスキーヤーが来ることで知られているスキー場が、「星野リゾート トマム」です。
北海道の中心から少しだけ南に下がった場所にあるのが、「星野リゾート トマム」です。
この場所は、冬になるとマイナス20度にもなる土地であるため、昔から雪質には定評がありました。
しかし外国人が行くには、交通に大きな問題があり、「JAPOW」を楽しむ場所として定着することがなかったようです。
しかし2011年からは、道東自動車道が開通したことで、新千歳空港から車で90分で行けるようになりました。
交通の不便さが改善されてからの、星野リゾートトマムの人気は非常に高くなりましたが、雪質に加えて、コースの多彩さもスキー場としての評価を押し上げています。
上級者が楽しめるような難しいコースと、初心者でもスキーやスノボを学べるような比較的平坦な場所があり、だれでもスキーを楽しめるようになっています。
さらに、このスキー場の素晴らしいところは、本物のパウダースノーを楽しめるように、非圧雪エリアがある「パウダーエキスプレス」というリフトがあります。
上級者が滑る場所になりますが、コース外に出なくても、十分「JAPOW」を楽しめますよ。