スピンドルとは、GACKTが広告塔になっていた仮想通貨の事で、別名GACKTコインとも呼ばれていました。
仮想通貨は、一時期のバブル状態から落ち着きが出てきましたが、それでも危うい投資先と言えるでしょう。
特に新しい仮想通貨に関しては、あっという間に価値を失う危険性もあるため、購入は慎重に行う必要があります。
GACKTコイン、つまりSPINDLEもまさにこうした不安定な仮想通貨の1つでした。
このコインを購入したのは投資家に加えて、広告塔になっていたGACKTのファンと言われているようです。
GACKTコインを取扱っていた会社の名前は?
SPINDLEを運営していたのは、「BLACK STAR & Co.」という会社であり、所在地は東京都千代田区である。
しかしB社は日本から撤退をして、英国に移転すると発表しています。
BLACKSTAR&CO. 本社移転ならびに日本オフィス閉鎖のお知らせ 平素は大変お世話になっております。 弊社 BLACKSTAR&CO. は、来る 2018 年 8 月 15 日を以て、本社を日本(東京都千代田区) より、ロンドンに移転し、あわせて、日本オフィスを閉鎖することをお知らせいたします。 BLACKSTAR&CO. 社は、2013 年 8 月 金融およびブロックチェーンに特化したコンサルティング業務 を行うために設立されました。 長年金融業界で経験を積んだ金融業界の専門家たちによるコンサルティング業務をはじめ、現在 SPINDLE プロジェクトを推進しております。弊社として、SPINDLE プロジェクトをより大きくして いくために、また今秋以降より具体的な活動に入るプロジェクトの柱である ZETA プラットフォーム に注力していくために、テクノロジー、デザイン分野に精通する我々のパートナー拠点が欧米に多く、 彼らとのコミュニケーションを密にしていきたいことや、より専門性が高い我々の考えるゴールに 近づけるために、すでにロンドンにある拠点に業務を集約し、本社とすることを決定いたしました。 又、昨今の日本での金融界における規制や投資に対する考え方などを考慮した上で、日本での ビジネスをこれ以上拡大してくことは困難であるという事や、日本を拠点としたビジネスは、 より広い範囲でのビジネス展開やアライアンス各社とのパートナーシップを強化にしていく ことに制限があり、これらの点は我々の望むところではないと考え、ロンドンを本社拠点とし、 世界に発信していくことが弊社の描くビジョンの実現を早めると判断した結果でもあります
公式HPには、もともと英国での会社名と本店所在地を発表しています。
会社名 BLACK STAR CAPITAL LTD.
本店所在地 40 Gracechurch Street, London U.K. EC3V 0BT
代表者 葛西庸久
すでに上記のように英国の移転先が公式HPに報告されています。
今回の移転が、ネット上で騒がれているような夜逃げではなく、今後の発展のための移転としています。
では引き続き、今回の大暴落がもたらした深刻な影響についてご紹介します。
スピンドルの価格変動がGACKTファンに与える深刻な影響
スピンドルはGACKTが広告塔になっていたため、日本でも広い範囲で周知されました。
もちろんSPINDLEを購入した方の中には、GACKTのコアなファンもたくさんいた事でしょう。
もちろんファンの中のどれくらいの方がSPINDLEをGACKTのために購入したかは、はっきりした数字は出ていませんが、ガクトの求心力を考えると相当数いると言えるでしょう。
2018年5月に国外の取引所でICOとして上場し、仮想通貨として購入できるようになりました。
当時の報告によると、ICOとして取引を行い、取引額は「220億円」と言われています。
プレセールの段階でSPINDLEの価格は、「1スピンドル」=30円でした。
しかしスピンドルの価格は下落を続けて、8月には「1スピンドル」=0.344115円まで落ち込んでいます。(2018年8月13日)
つまりプレセールから約100分の1まで価値が大暴落しているという事です。
仮にGACKTファンが、100万円分のSPINDLEを購入していたとすると現在の価格は1万円にしかならないわけです。
もちろん仮想通貨として取引停止になっているわけではないので、価格が回復する可能が全くないわけではありません。
しかし大暴落の影響は決して大きくなく、すでにSPINDLEを購入した方にとっては計り知れないほどの損失になっているはずです。
同時に同じ公式HPでの報告によると、次のような説明も加えられています。
これに伴い、プロジェクトに関わるアドバイザー人事等にも変更を入れ、一新していくことも 今後お知らせいたします。
つまりスピンドルの上場に関わった多くの者が、一新されるということになるので、広告塔になっていたGACKTに関しても今後が不透明という事なのかもしれません。
スピンドル上場に関わった人物が当初購入したスピンドルは、全て売り切っているという噂もあり、これも夜逃げというイメージにつながっているようです。
もちろん真実は闇の中であるため、本当のことは当事者にしかわからない事です。
しかし今後のGACKTの動きに注目が集まっています。