西武の菊池雄星投手のメジャー行きが決定した。ついに西武球団が容認した形になり、米公式HPでも報道がされている。
菊池雄星投手が移籍するメジャーのチームはどこになるのか?
これまでの経緯から解説致します。
ポスティングシステムによる移籍になる可能性
これまで菊池雄星は、繰り返しメジャー挑戦についての意気込みを語ってきたが、ついに球団が容認することになり、本格的にメジャー移籍が実現する。
西武に入団したばかりのころは、あまり活躍できずにくすぶっていた様子が見られたものの、ここ数年の働きは球団の全ての人が認めるほどになっていた。
そしてついに菊池雄星の夢が実現することになった。
気になるのは、菊池雄星の移籍先のメジャー球団がどこになるのかということ。
今シリーズ、複数のメジャー球団が菊池の投球の調査のために来日をしており、今後複数球団による争奪戦になる可能性が高くなった。
現在のところ、明確なメジャーチームの名前は出ていないものの、メジャー公式サイトでは、ある人物のコメントが載せられている。
これが今後の大きなヒントになっていくかもしれない。
その人物の名前は、ハーマン投手(楽天)である。
ハーマン選手は、メジャー球団にいたこともあり、現在は楽天イーグルスに所属している投手であるため、パ・リーグ同士の菊池を良く観察する機会がある。
わざわざハーマンのコメントを公式HPに載せていることからすると、ハーマンが以前に所属していたチームへ菊池雄星の情報がいっている可能性が高いだろう。
楽天ハーマン投手が以前に所属していたメジャー球団
ハーマン選手は、来日する前に「インディアンス」「フィリーズ」という2チームに所属していた経歴があります。
一度所属したチームとは退団後も関係を保っていることがよくあることなので、ハーマン投手も同じように考えることはできるだろう。
そのため現在は、インディアンスやフィリーズが菊池雄星獲得において、一歩リードしている可能性もあるだろう。
現在メジャー球団の多くは、菊池雄星を2番手の先発として考えていると記事の中では語られている。
つまりどのチームでも先発できる可能性があり、それだけの実力を持っているのが菊池雄星ということになるだろう。
しかし菊池雄星がFAを獲得できるのは、2020年であるため、仮に今期終了後にメジャー移籍となると、ポスティングでの移籍になり、相思相愛のチームに行けなくなる可能性も残っている。
菊池雄星の移籍でポイントになるポスティングシステムとは?
ポスティングシステムは、FA権をまだ取得していない日本球界に所属する選手が、早めにメジャーに挑戦できるようにした移籍方式です。
去年、日本ハムの大谷選手が移籍した際にも、このポスティングシステムを利用しました。
仮に選手がFA権を取得すると、自由に移籍金もなくほかのチームに移籍できるため、チームには何も残らないことになります。
ただ無料で優秀な選手を失っただけということになります。
ポスティングシステムは、選手が早く移籍できるようになり、さらに球団も移籍金を得られるというものです。
しかしシステムには問題もあり、これが選手会のいつも述べることです。
ポスティングとは入札のことであり、メジャー球団の中でもっとも高い金額で入札した球団に交渉権が与えられるというものです。
しかし仮に交渉権を得た球団を、日本球団が気に入らなければ交渉を拒否できる権利があります。
さらに最高額で入札した球団には、独占的な交渉権が与えられることになるわけです。
つまり選手が移籍したいと願っているメジャー球団に移籍できない可能性が高いというわけです。
菊池雄星投手が、仮にインディアンスに移籍したいと願っていても、チームが財政的に最高額での入札ができない場合、または西武がインディアンスとの交渉を望まない場合は、インディアンスには移籍できないというわけですね。
今後のポスティングに関する情報に注目ですね。
メジャー移籍時の移籍金や年俸はどうなる?
菊池選手の移籍に関しては、これからポスティングが行われるようになるため、細かな金額は今後の動向次第になるでしょう。
しかし最近の活躍をみてみると、移籍金は100億円を超えるのではないかと見られています。
また年俸についても、菊池選手が成長を続けているため、2018年の成績次第では、年俸10億円も可能と見ている方もいます。
出来高まで含めると年俸20億にもなる大型契約も可能性として低くないでしょう。