菅井竜也王位が、藤井聡太棋士に対して2戦2勝となり、一度も負けていない。
年齢差は10歳あるが、今後藤井聡太七段がタイトルを取るうえで一番の障壁となるだろう。
菅井竜也王位のプロフや経歴、戦績や成績について解説します。
菅井竜也棋士のプロフィールと経歴や戦績(成績)平成生まれ棋士初のタイトル獲得!
菅井竜也王位は初の平成生まれの将棋タイトルホルダーと言われています。
2018年現在所有している「王位」は、なんと2017年に羽生善治さんから奪い取ったタイトルです。
これだけでも素晴らしい成績ですが、まずは菅井竜也王位の経歴を見てみましょう。
名前:菅井竜也(スガイタツヤ)
棋士番号:278
生年月日:1992年4月17日
出身地:岡山県岡山市北区
師匠:井上慶太九段
血液型:A型
体重:54kg
身長:164cm
家族:姉2人の5人家族
視力:とても悪い
好きな食べ物:お寿司(特にタコ)
利き手:右
足のサイズ:25.0cm
菅井竜也王位の成績
菅井竜也王位は、これまでに多くの大会で優勝している方です。
簡単ですが、これまでの優勝履歴や昇段の歴史について解説します。
今後、藤井聡太棋士と将棋界を2分するような実力者になっていきますので、非常に期待できます。
タイトルと優勝履歴
・2017年第58期王位、59期王位
・2015年新人王第46期
・2011年第5回大和証券杯最強戦
・2011年第39回将棋大賞新人賞
昇段履歴
- 2004年9月29日:6級
- 2010年4月1日 :四段(プロ入り)
- 2011年8月21日:五段
- 2015年3月10日:六段
- 2015年11月5日:七段
ここまでが菅井竜也王位の成績になりますが、藤井聡太七段のような猛スピードで七段まで昇段したわけではないようです。
だからといって昇段が遅いわけではなく、十分才能に溢れた一般的な棋士のレベルではありません。
菅井竜也王位が将棋を始めたきっかけ(理由)
菅井竜也王位が将棋に初めて触れたのは、5歳の時父親に教えてもらった時です。
その後、父親や祖父と将棋を指しているうちに、どんどん将棋の世界にのめり込んでいき、最終的には将棋教室に通うようになります。
初めて将棋大会に出場したのは、小学校1年生の時で、町内の小さな大会でした。
その後4年生の時に参加した「将棋日本シリーズこども大会」に出場した時に、大きな転機を迎えることになります。
そもそも大会に出場したのは、「将棋日本シリーズこども大会」に出場すると、森内九段の指導が受けられる機会があるということでした。
しかし大会の中で対局に勝利し続けてしまい、なんと決勝まで進んでしまいました。
すると、時間がなくなってしまい、結局「森内九段」から指導を受けられなくなってしまったようです。
とはいえ、決勝まで勝ち上がった菅井竜也棋士は、倉敷市大山名人記念館の人の目に留まり、専門的な指導を受けられるようになります。
つまり「「将棋日本シリーズこども大会」が菅井竜也王位の人生を大きく変えたわけですね。
現在の菅井竜也王位の年収はいくらくらいになるか?
プロ棋士には5つのグループがあります。
- A級
- B級1組
- B級2組
- C級1組
- C級2組
上記のグループは、A級が一番高く、C級2組が一番下のプロ棋士となります。
ちなみにプロ棋士の中で、A級に所属している棋士はたった10人しかいません。
プロ棋士になると、日本将棋連盟から基本給を毎月もらえます。
- 名人クラス 約100~200万円
- A級 :約65万円
- B級1組:約50万円
- B級2組:約30万円
- C級1組:約20万円
- C級2組:約15万円
- フリー :約10万円
プロの世界なので、かなりシビアなところですね。
菅井竜也王位は、現在B級1組に属しているため、基本給のみで年収600万円となります。
さらにボーナス基本給2ヶ月分が、夏冬に支給されるため、ここまでで800万円の年収になりました。
さらにタイトルホルダーになると、その賞金を得ることもできます。
将棋のタイトルは、全部で7つあり、賞金金額は以下のようになります。
- 竜王戦:3900万円
- 名人戦:2500万円
- 棋聖戦:1000万円
- 王位戦:750万円
- 王座戦:500万円
- 棋王戦:500万円
- 王将戦:300万円
菅井竜也王位は、この中で「王位」を持っているため、賞金は750万円となります。
つまり
「基本給600万円」+「ボーナス200万円」+「王位750万円」=「1,550万円」
上記が菅井竜也王位の最低年収となります。
この金額に加えて、将棋教室の指導料、CM出演料などを得ることができるため、かなりの金額となります。
プロ棋士の中でも、限られた人だけが、このレベルの年収にたどり着くことができるので、子どもたちには良い刺激になるでしょう。