20年ぶりに新しい紙幣(お札)が発行されることになりました。
すでに刷新が決まっているので、気になるのは1万円札、五千円札、千円札の肖像画が誰になるのかという事です。
当たり前かもしれませんが、残念ながら二千円紙幣の情報はありませんので、きっと刷新はされないでしょう。
肖像画に加えて、どのように紙幣の人物が決まるのかについて解説しています。
新しい紙幣の肖像画は誰がどうやって決めるのか?
紙幣が刷新されることは、なかなかないので、新しい紙幣が作られる時に、肖像画がだれになるのか気になるものです。
この点は、もう少し後で説明しますが、先に肖像画の人物を決める方法や誰が決めるのかについて見てみましょう。
簡単に説明すると、紙幣(お札)の肖像は、財務大臣が定め、公示するという事になっています。
これは、日本銀行法第47条第二項によって定められているので、いつの時代でも同じように財務大臣によって定められているという事になります。
しかし、この日本銀行法第47条では、財務大臣が定めるとなっているだけで、だれが検討するかについては触れられていません。
実際の肖像画の人物に関しては、財務大臣が1人で決めるのではなく、財務省、日本銀行、国立印刷局の3者会議によって決定されます。
決定された内容を、財務大臣が発表し「定める」という意味になります。
現在の紙幣は、以下のようになっています。
一万円券:福沢諭吉(ふくざわゆきち)
五千円券:樋口一葉(ひぐちいちよう)
二千円券:肖像なし
千円券:野口英世(のぐちひでよ)
前回の五千円札で、樋口一葉が採用される前は、女性が紙幣の肖像として選ばれることはありませんでした。
2004年の五千円札の刷新は、非常に画期的なものであった事がわかります。
では、気になる2019年に刷新されることになった、新しい紙幣の肖像の人物が誰になるのか見て見ましょう。
新しい紙幣の肖像は誰になるのか?
すでに2019年に刷新される紙幣の肖像画については、ほぼ決定されていると見られます。
一万円札
特に大きくクローズアップされるのは、一万円札と言えるでしょう。
1984年まで一万円札は聖徳太子が肖像になっていました。
それが福澤諭吉となり、すでに35年が経過しており、2019年は渋沢栄一になると予想されています。
渋沢栄一の詳細については、こちらを参照してください。
五千円札(5,000円)は津田梅子
五千円札(5,000円)は、1994年に新渡戸稲造から樋口一葉へと変更されているので、25年ぶりの刷新になります。
今回の新しい5000円紙幣には、津田梅子の肖像が使われる予想です。
女性続きとなり、政府でも女性を高く評価するようなアピールと言えるかもしれませんね。
千円札(1000円札)は北里柴三郎
新しい1000円札に使われる肖像は、今回は北里柴三郎と予想されています。
ペスト菌などを発見した近代医学の父とも言われている人物なので、順当な結果と言えるかもしれませんね。
前回の野口英世と同じく、ほとんどの方が疑問なく受け入れられる人選です。
しかし、疑問点があります。
なぜ紙幣の肖像を変更しなければならないのかという点です。
徐々に紙幣などの現実のお金の動きが少なくなってきている以上、これまでの紙幣を変える必要はないのではないかという疑問が出てきます。
紙幣のデザインを変える大きな理由は、偽造を防ぐためですが、日本の紙幣はほとんど偽造が不可能なレベルにあるでしょう。
そうなると、平成から礼和に変わったことによって、紙幣も変更しようという考えだったのかもしれません。
たったそれだけの理由であれば、税金を使って紙幣を変更せず、そのまま利用した方が良かったのではないかと感じます。