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仮想取引所大手のZaifで、ハッキングによってビットコインを含む数種類の仮想通貨が流出しました。

被害総額は67億円にもなり、Zaif利用者に不安が拡大しています。

出入金が可能になるのはいつであり、どのような補償がされるのでしょうか?

自分自身でも仮想通貨取引をしているので、詳しく調べてみました。

 

Zaifがハッキングされた原因(理由)とは?

 

 

2018920日に仮想通貨取引所大手のZaifが金融庁に、ハッキング被害を受けたことを報告しました。

被害総額は67億円(ビットコインBTC,ビットコインキャッシュ(BCH)モナコイン(MONA)にも及びます。

被害総額だけであれば、さらに大きな被害を出している取引所もありますが、67億円も十分大きな数字です。

 

やはり法定通貨などよりも便利で流通性の高いメリットがあるものの、ハッキングによる被害があることはデメリットとなります。

では今回の67億円流出の原因はどんなことでしょうか?

Zaifは今回の流出事件について、以下のように発表しています。

 

具体的な不正アクセスの手法等につきましては、本件が犯罪事件であり、既に捜査当局に被害申告をして捜査を依頼していることや、今後の同種犯行を予防するためにも、公表を差し控えさせていただきたいと存じます。できる限り詳細な説明が責務であることは承知しておりますが、何とぞご了承下されば幸いです。

引用:Zaif公式ホームページ

 

つまり、不正アクセスであるハッキングが行なわれたことは認めていますが、具体的な内容に関しては、2次的なハッキングを防ぐために公開はしないようです。

非常に難しい判断になるかもしれませんが、現時点ではある程度の情報だけで我慢するしかないでしょう。

 

ハッキングされた原因はどこにあるのか?

 具体的な内容は分からないものの、

問題のポイントについて、ある程度のことは把握することができます。

Zaifの仮想通貨の管理方法は、大部分がホットウォレットと呼ばれるものでした。

一部分はコールドウォレットと呼ばれるところでの保管でしたが、ここに問題がありました。

ホットウォレットとは、オンライン上で仮想通貨を管理する保管の事で、コールドウォレットとはオフライン上での保管の事です。

 

多くの仮想通貨が、保管する仮想通貨を守るために、コールドウォレットでの保管を選択するようになっています。

オフライン上であれば、外部からのアクセスができないため、基本的にハッキングによる被害は生じません。

しかしZaifはホットウォレットを選択していたわけです。

その理由は、Zaifを運営しているテックビューロ株式会社の保有資産が22億円しかないことにあります。

 

つまり資産以上の取引が行なわれているため、当然ですがコールドウォレットで仮想通貨を保管することになるわけです。

ここでもう1点の問題が出てきます。

 

67億円の流出を22億円の固有資産で補填できるのか

 

小学生でも分かりますが、67億円の損失を22億円でカバーすることは不可能です。

つまり今回の67億円の補償は、Zaif単体では不可能であるということになるでしょう。

Zaifは、第三者からの支援を受ける(財源を確保)方法でしか、ハッキングによる被害を補填することはできません。

 

そこでZaifは以下の会社との提携を結びます。

 

  • 株式会社フィスコデジタルアセットグループの子会社
  • 株式会社カイカ

 

株式会社フィスコのグループ企業である株式会社フィスコデジタルアセットグループの子会社と提携することによって財源を確保しています。

財源確保の方法は、Zaifの株式の半分を取得することによる資本提携であるため、株式の関数を株式会社フィスコデジタルアセットグループの子会社に所有されたZaifは文字どおりの子会社化されてしまったことになるでしょう。

 

もう1つの株式会社カイカという会社は、財源の確保ではなく、取引所を運営していくためのセキュリティ強化を目的とした提携です。

株式会社カイカのセキュリティ技術の入手が目的の、提携と言って良いでしょう。

 

 

つまりZaifは、すでに流出分の財源をすでに確保し、ハッキングへの対策もすでに始まっているということです。

 

Zaifは、いつから出入金ができるようになるのでしょうか?

 

今後の動きを分かりやすくまとめてみます。

 

セキュリティ強化のためカイカ株式会社からの支援を受けながらシステムの再構築中

50億円の資金提供は9月末を目処にしている

経営陣は、ユーザーへの返金を全て全うした段階で役員を退任して、フィスコデジタルセットグループに経営権を譲渡する

 

現在のところ、Zaifの状況は上記のようになっています。

つまり出入金の具体的な再開時期は、未定であるということです。

財源のみを見るなら、9月末には取引所を再開できるかもしれません。

 

しかしわたしは、財源よりも重要になるのは、セキュリティ強化が9月末までに完了するのかということです。ここの問題が解決できないなら、取引が再開することはないでしょう。

 

勇み足で再開してしまうなら、ハッキング被害がまた発生する可能性もあるため、万全の状態で取引が再開になるはずです。

 

このまま取引所がつぶれてしまうのではと心配されている方もいるかもしれませんが、フィスコが入っている以上、倒産することはないと言えるでしょう。

預けている自己資金が9月末には出金できるようになる可能性はあるでしょう。

 

しかし取引は、セキュリティ対策が完了してからであるため、現在は具体的な時期について決定はされていません。

 

今後仮想通貨取引を始めてみようと考えている方であれば、今回のZaifの出来事から教訓を得る必要があります。

取引所がユーザーの仮想通貨を保管する場所は、コールドウォレットの方が良いということです。

これによってハッキングによる仮想通貨流出という問題を避けることができるでしょう。

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