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20201月から始まる実写版「テセウスの船」ですが、主人公「田村心」を演じるのは「竹内涼真」さんです。

すでに原作があるため、「主人公である田村心」が最後にどうなるのかは分かっています。

完全なネタバレ考察になってしまうので、見たくない方は、最後にある無料視聴の方法まで飛ばした方が良いと思います。 

主人公「田村心」の最後はどうなるのか?

 

すでに「原作から考察する真犯人」という記事で、大方の結末を説明しています。

長い考察なので、もう一度読みたい方はこちらからどうぞ!

 

 

さて、今回は主人公である【田村心】の最後についてもう少し掘り下げて見ていきたいと思います。

このネタバレは、モーニングで連載されている「テセウスの船」87話と88話から考察しています。

 

過去に戻った心は加藤みきおに刺される?

 

過去の時代には、「田村心」だけでなく、「加藤みきお」も戻っています。

そして大人の加藤みきおは「過去の時代」においては、加藤信也と名乗っています。

当然ですが、過去の時代には「加藤みきお」自身の子供時代の自分がいるので、自分自信で「加藤みきお」とは名乗れないわけです。

子供の加藤みきお→ 加藤みきお
大人の加藤みきお→ 加藤信也

 

そのため「加藤信也」という名前で行動していました。

そして「加藤信也(未来から来た)」は、子供である加藤みきおからの指示で、すべての罪をかぶって命を捨てるように行動します。

そうすべてをコントロールしているのは、幼い「加藤みきお」です。

 

すべての黒幕は幼い「加藤みきお」

 

加藤信也は「幼いみきお」の指示に従い、体育館の裏に、「自分がすべての犯行を行った」という自白の手紙を残していました。

幼いみきおは、白々しく「体育館の裏で見つけた」といって、加藤信也の手紙を「文吾」に渡します。

 

文吾は、すべてを理解しているため、「おまえの仕業」だろうと、幼いみきおを問い詰めます。

しかし幼いみきおは、「何のこと?」「加藤信也など知らない!」と白を切り続けます。子供のころから肝が座っています。

 

この出来事と同時に、「田村心」は幼いみきおの計略によって、山小屋に閉じ込められ、火を付けられていました。

文吾は、幼いみきおを放っておいて、なんとか「心」を救出するために、山小屋に警察官と向かいます。

そんな文吾の後ろには、加藤信也(大人の加藤みきお)が忍び寄り、文吾を刺そうとしていました。

 

なんとかして山小屋を脱出した「心」は、「幼いみきお」の計画通り「加藤信也」が父「文吾」を刺すつもりであることを知り、文吾を守ろうとします。

文吾の元にたどり着いた「心」の目の前には、今にも文吾を刺そうとする「大人の加藤みきお」がおり、「心」は二人の間に体を入れます。

 

結果、大人の加藤みきおが持っていたナイフは、「心」の胸に刺さってしまいます。

 

胸を刺された後の「心」はどうなった?

 

大人のみきおに刺されてしまった「心」は、それでも意識を保ちながら、大人のみきおの元まで歩き腕に手錠をかけ、「これで終わりだ、かと・・・」と声を出しましたが、その場で倒れてしまいます。

 

「心」が倒れたことで、大人のみきおは自我を取り戻し、再び文吾をナイフで刺そうとします。

しかし文吾は、所有していた拳銃で応戦し、数発を大人の加藤みきおに打ち込み、「大人の加藤みきお」は倒れ込みます。

ここで、「心」と「大人の加藤みきお(加藤信也)は2人とも息も絶え絶えの状態になっています。

 

文吾は、だんだん冷たくなっていく「心」の手を握りながら、「お前は俺の息子だ」と何度も声をかけます。

その言葉を聞き、「心」は穏やかな表情をうかべながら、静かに息を引き取ります。

 

時は数十年流れ現代へ

 

そして、長い時が流れて、平成27年へと移ります。「田村心」と墓標が書かれている墓石の前で、佐野家が揃ってお参りをしています。

 

そこにいるのは、「年老いた文吾」「年老いた和子」「姉の鈴」「慎吾」の4人。

昔の自宅に戻った4人は、タイムカプセルを開けることにします。

すると、封筒の中には「文吾」「和子」「鈴」「慎吾」、そして「岸田由紀」と「由紀の子供である未来」の名前が書かれた家系図が入っていました。

 

そして封筒と一緒に入っていたカメラのフィルムを現像すると、自分たちの末の弟「心」と全く同じ顔をした「田村心」の姿が写っていました

その写真を「慎吾」はスマホで撮影し、末の弟である「心」に送ります。

 

写真を受け取った「心」は、なぜ自分が昔の写真に写っているのか困惑します。

そこへ現れたのは「心」に好意を寄せるようになっていた、小学校の同僚「岸田由紀」です。

手作りの弁当を持ってきて、「一緒にお昼を食べよう」と「心」を誘います。

 

その後、「心」は婚約者として「岸田由紀」を文吾の元に連れてくることになり、文吾は感激して由紀を迎え入れます。

 

「心」は加藤みきおに刺されてしまうのか?のまとめ

 

この結末を見ると、「田村心」が元いた世界とは異なっていることが分かります。

過去に戻る前の「心」はすでに由紀と結婚しており、子供もいました。

しかし、最後の「心」はようやく岸田由紀と出会い、子供もいませんでした。

鈴の周囲も異なっており、文吾も刑務所にはいません。

 

つまり、人物関係は同じような状態ではあるものの、やはり同じ世の中ではなくなっていると言えるでしょう。

ここで「テセウスの船」という言葉が関係してくるわけですね。

最後の最後で、「テセウスの船」について考えさせるとは、ほんとによくできたストーリーです。

原作を読むと、ドラマ版よりももっと深く「テセウスの船」を理解できるようになります。

モーニングで連載されていた作品は、すでに最終回を迎えているので、読むことができます。

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