鹿児島県屋久島と言えば、非常に有名な観光地ですが、この屋久島山岳部保全利用協議会で入山金を会計職員が2,900万円着服するという事件が起きました。
非常に残念ですが、この職員はいったい誰なのでしょうか?名前は?
こうした内容を解説しています。
屋久島山岳部保全利用協議会の入山時の協力金を着服したのはだれ?
今回、2,900万円もの大金を着服したのは、屋久島山岳部保全利用協議会で会計を行なっていた職員ということです。
この件が明るみに出たことで、屋久島山岳部保全利用協議会の会長である「荒木耕治」氏が謝罪をしています。
2,900万円といえば、相当な金額なので、なぜここまでの金額になるまで、気がつかなかったのかという部分も大きな問題かもしれません。
では2,900万円もの金額を着服した職員について調べてみました。
名前:現在不明
年齢:40代
性別:男性
職歴:2010年から正職員として勤務
現在、この職員については名前などの情報は分かっていません。
しかし屋久島山岳部保全利用協議会が刑事告訴する予定ということのなので、遅かれ早かれ、職員の情報は公になってくるでしょう。
この職員は、2月18日付けで、免職処分を受けています。
では40代の男性職員が、2,900万円もの金額を着服(横領)した理由はなんでしょうか?
40代職員が着服した理由(動機)とはなに?
2,900万円もの大金を、40代男性職員はどのように使用したのでしょうか?
これほどの大金は、なかなか使い切れるものではありませんよね。
なんと、この男性は、着服した2,900万円はすべて、パチンコと競馬に使用したということです。
これまでにも、屋久島山岳部保全利用協議会が販売している「バスのチケット」を私的流用していた形跡もあり、その補填も着服した金額で行なっていたようです。
つまり長年にわたって、不正と着服をしてきたにも関わらず、屋久島山岳部保全利用協議会は気がつかなかったということです。
ではなぜ、今回2,900万円の着服が公になったのでしょうか?
着服がバレた理由とはなに?
今回、40代男性職員の着服が明るみに出た理由は、屋久島山岳部保全利用協議会の会計監査です。
しかし屋久島山岳部保全利用協議会は、何年もの間、通帳のチェックをしていなかったようです。
ではなぜ、着服がバレたのでしょうか?
会計監査を行なったところ、2018年7月以降に、集まった入山金が屋久島町に送られていなかったことが判明しました。
つまり2018年の7月以降からずっと会計監査をするために、通帳を確認していなかったということです。
たしかに、この職員が着服したことが一番悪いですが、屋久島山岳部保全利用協議会として、きちんと通帳を確認しないようなシステムがあったことも大問題です。
今回の事件を受けて、屋久島山岳部保全利用協議会では、複数の会計担当を立てる予定のようです。
今後は、こうした会計上の不正がなくなってくれるといいですね。
ではそもそも、なぜ入山金というものがあるのでしょうか?
屋久島町奥岳の入山金にはどんな目的があるのか?
今回問題になった屋久島の入山金は、有名な縄文杉のある「奥岳」という場所に入る時に、「任意」で支払われるお金ということです。
日帰りの場合は、1,000円、宿泊の場合は2,000円を徴収していたようです。
2017年から導入されて、2018年4月から12月には、5430万円ほどの収入となっていたようです。
利用目的は「主に山小屋のトイレにたまるし尿搬出のため」です。
実際に、山に入る方の80%は快く協力しているということなので、こうした入山者の気持ちも踏みにじったことになります。
実際、ショックだったという声もたくさん聞かれました。