速見コーチの宮原紗江へパワハラから宮原選手を守る立場から、逆に選手からパワハラで訴えられた塚原千恵子強化部長。

闇が深い体操界で起きたパワハラ問題について会見が開かれる、会見はいつなのか?

騒動への謝罪として辞任はあるのか?全騒動の真相について解説。

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 パワハラ問題はどのように起きたのか?宮原・篠原両者の意見

 

現在の日本体操界に起きているパワハラ問題は、まったくの平行線をたどってしまっている。

両者の意見は真っ向からぶつかっている部分が多く、一体どちらが正しいのか真相が分かりづらい。

今回は、両者の意見をそのまま記録しようと思う。

 宮原紗江選手の主張とは

 

宮原紗江選手と速見コーチの関係は、すでに8年以上になり、宮原選手は自分の家族と共にコーチを心から信頼している。

厳しい中にも、楽しさを感じられる訓練を速見コーチから受けられ、東京オリンピックを目指し頑張ってきた。 

そんな中で起きた速見コーチからの暴力

 

速見コーチは常々「紗江はいつか素晴らしい選手になれる」と励ましてくれ、目標達成のためには何が必要なのかを具体的に指導してくれた。

今日もいつも通り練習に行きたいという要素がたくさん詰まっている練習だった。

 

「厳しい指導」を受けたのは、練習を投げ出した時や命に関わる事態の時のみだった。

そのような場面では「暴力」と言われる指導を受けたが、「自分が悪かった、怒られても仕方ない」と当時感じていた。

 

それでも今はそうした暴力によって指導した点は良くなかったと理解している。

今後も暴力行為については許すつもりは決してない。

 

報道の誤りの部分

  • 馬乗りになって殴られた
  • 髪の毛を引っ張って引きずり回される
  • 叩かれたことで怪我をしたり、体を痛めたこともない

 

暴力のような指導の内容(全て1年以上前)

  • 手で叩かれた
  • 髪の毛を引っ張られた

 

現在の宮原紗江選手は、少し冷静に物事を見られている様子です。

最初はおそらく速見コーチを守りたいという気持ちが先走った感じだったようですが、現在は暴力は良くないものとしてはっきり口に出しています。

 

暴力的な指導を受けたことがあると宮川選手も認めていますし、速見コーチもその点はすでに謝罪しています。

 

速見コーチと宮川選手の間にはわだかまりはありません。

 

ラスボスのように強化部長塚原千恵子氏が関係してくる

 

宮原紗江選手が感じている現在の気持ちは、速見コーチから宮原選手を引き離すために、暗躍している存在がいるということです。

速見コーチは正当な主張をする機会も与えられず、聞き取りには弁護士の同席も許されなかったことも明かされました。

 

ここからは宮川選手が会見で語った内容をまとめていきます。

 

強化部長は宮原選手に対し、速見コーチではなく自分が教えればもっと成長できると話しと說明。

その際、練習場として朝日生命で練習できるし、NTCで練習する場合は専属コーチがついてくれる。

つまり遠回しに「朝日生命」に入るように說明したということです。

 

朝日生命と塚原千恵子強化部長の関係は後で說明します。

 

2020東京五輪特別強化が始まった(2020年東京五輪に向けた体操協会主導の訓練機会)

 

宮川選手は、説明会に出席したものの、強化プランのコーチが決まっていないこと、指導の内容がはっきりしないため、2020特別強化への参加をしなかったようです。

それに対する速見コーチのコメントは、「紗江にとって強化できると思うなら参加してくるように」というものだったようです。

不参加は、宮原選手が考えて、現在の体制で十分であると判断し2020特別強化には参加しない決定をしたところ、強化部長からの連絡があったと說明。

 

「2020に参加しないなら、体操協会としてのサポートはできなくなる、オリンピックにも出られなくなる」という衝撃のコメント。

ここに宮川選手がパワハラがあったと感じた原因があります。

その後、NTC(ナショナルチームに参加している選手が練習する場所)でトレーニングしている時に、強化部長が来て2020に参加していないのでNTCの利用が制限された

 

つまりナショナルチームの一員であっても、強化部長の言うことを聞かないなら、冷遇されると感じ「これが本当のパワハラ」であると感じたので、訴えることになった。

 

宮原選手の気持ちを簡単に說明

 

速見コーチを信頼している

過去にコーチから暴力になる指導を受けたことがある

暴力は決して許さない

ここまでで速見コーチの件は終了

 

続いて現在の宮原選手の気持ちです。

体操協会からパワハラ行為を受けている

自分を思い通りに動かそうとしている黒幕(強化部長)がいる

2020東京五輪強化に申し込まなかっただけで練習場所を失なった

朝日生命に所属させようとする圧力を受けた

 

簡単に說明すると、宮原選手の気持ちは上記のようになります。

宮原選手の会見は非常によくまとまっており、日時も非常に正確であることがわかります。

 

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今回の騒動は日大アメフト部の出来事に似ている

 

ここからは個人的な感想です。

今回の宮原紗江選手の会見を見ていて、日本大学アメフト部の反則タックルを思い出しました。

宮川泰介選手は、多くの報道陣が待ち受けるなか、非常に誠実に事実を事実として正直に話していることが伝わり、世論が一気に日大への批判に変わりました。

日大に存在していた悪しき習慣が一気に明らかになり、日大アメフト部を牛耳っていたとされる内田監督が辞任、日大から去ることになりました。

 

この時も、内田監督は自身の正当性を主張し、自分は反則の指示など出していないと主張し続けていました。

大学として会見を開き、いわば宮川選手が嘘をついているかのような発言をしていました。

この会見を見た時にも感じたのですが、大学という後ろ盾を持っている権力のある人間が、たった1人の宮川選手を嘘つきとして会見を開くことは、非常に嫌悪感を抱かせました。

 

しかし最終的に、宮川泰介選手の語る内容の真実さがはっきりしたため、内田監督は辞任に至ります。

 

今回の図式も、宮原選手の主張を見ている限り、宮川泰介選手と非常に似ているところがあります。

19歳の若者が記者会見という場で、懸命に自分の考えを述べました。

もちろん弁護士の援助もありましたが、懸命に自分の言葉で、時系列にまとめながら頑張っていたと思います。

まさに宮川選手が行った会見と同じような印象を受けました。

 

この会見を見た塚原千恵子強化部長の一言に、とてもガッカリしました。

 

「これでは言ったもん勝ちじゃない!もう黙ってないわよ」

 

現在のところ、どちらの主張が真実なのか、真相はどこにあるのかはっきりはしていませんが、この発言は日大アメフト部の内田監督を彷彿させました

この気持ちで830日に個人的にマスコミからの取材を受けることになりました。

 

あくまで公平に情報を分析していきたいので、続いて塚原千恵子女子強化部長の主張について解説していきます。

 

塚原千恵子女子強化部長が830日に受けた取材

 

正式な記者会見については、今後日本体操協会として行うことになるでしょう。

その前に、我慢できなくなって取材を受けたという印象です。

 

オリンピックに出られないと脅しをかけたと述べる宮川選手のコメントへの返答

 

塚原千恵子強化部長は、「オリンピックに行けない」という発言をしたと述べていますが、圧力をかけたわけではないと言っています。

全日本種目別選手権での宮川選手の成績が良くなかったため、「このままではオリンピックにはいけない」という意味で述べたと主張しています。

 

オリンピックに出場する選手の選考は、強化部長ではなく常務理事会で決定するので、自分のコメントは圧力にはならないと述べているわけです。

 

ここで公益財団法人日本体操協会・理事・監事名簿を紹介します。

会 長 (代表理事) 二木 英徳

2 副会長 塚原 光男

3 副会長 具志堅 幸司

4 副会長 石﨑 朔子

5 専務理事 山本宜史

6 常務理事 (総務委員長) 遠藤幸一

7 常務理事 (事業委員長) 竹村  英明

8 常務理事 (審判委員長) 竹内輝明

9 常務理事 (男子体操強化本部長) 水鳥寿思

10 常務理事 (女子体操強化本部長) 塚原千恵子

11 常務理事 (新体操強化本部長) 山﨑浩子

12 常務理事 (トランポリン男子強化本部長) 中田大輔

13 常務理事 (アスリート委員長) 米田 功

 

おそらく塚原千恵子強化部長の言う、常務理事会とは上記のようなメンバーになるでしょう。

この中には、塚原千恵子強化部長と夫の塚原光男副会長の名前があります。

2人とも選考を行うメンバーに入っていながら、圧力にならないという主張には一般的に言って無理があります。

権力を得る人は、多かれ少なかれ自分の一言が人の人生を左右することもあることに気付かないものです。

 

速見コーチよりも100倍は教えられると強化部長が言ったと述べる宮川選手のコメントへの返答

 

言っていない(一言)

このコメントによって、宮川選手が嘘を言っているという発想になるわけです。

 

圧力を与えたことがあるのかという記者からの質問への返答

 

こんな風に雑談をして話しただけで圧力なんかかけていない

 

合宿中に宮川選手が帰りたいと主張したときに帰らせなかったこと

 

勝手に合宿を休んだり、抜けることは単なるわがままになる。そのまま残ることで得られるものが多い。

 このように塚原千恵子強化部長は言っています。

個人的な感想としては、この意見は正しいでしょう。

しかしなぜ宮川選手が帰りたいと述べていたのか、これを汲み取ることができなかった時点で指導者としての資質に関係してくると思います。

私も個人的にいろいろ人を指導したことがあるので分かるのですが、気持ちを理解することを忘れた段階で、圧制者になってしまいます。

 

朝日生命への勧誘をしたのかどうか?

 

練習場所として朝日生命の体育館を使用できると述べただけ

 

この意図ははっきりしないものの、自身が深く関係している朝日生命のチームについて触れたのは、あまりふさわしくなかったと考えるべきでしょう。

特に、関係がこじれているにもかかわらず、自分の利益になるような発言は控える必要があると言えます。

 

ここまでで、塚原千恵子強化部長のコメントを紹介しました。

 

塚原千恵子強化部長にコメントを聞いて感じること

 

塚原千恵子女子強化部長の発言は、彼女の立場に立って聞くと、至極当然の発言になると思います。

しかしあくまでコメントという意味です。

発言を聞いていて、ずっと感じることは、ご本人は自分の発言が自分が意図している以上の力を持っていることを認識していないように思いました。

 

また今の立場(権力)に就いていることから来る「おごり」も感じました。

これはあくまで個人的な印象になります。

これは内田監督についても同じように感じたことですが、長く高い(権力のある)立場にいると、その権力の下にいる人の気持ちを忘れてしまうことがあるものです。

 

これは体操協会だけのことではなく、会社の経営者や組織の代表になったことのある方であれば、誰でも感じることかもしれません。

 

とても熱心だった人、優しかった人が権力や立場を得たのち、急激に変わっていってしまうのを何度も見たことがあります。

 

もしかしたら塚原千恵子強化部長もそのようなタイプなのかもしれません。

できればそうであって欲しくないと思います。

 

いずれにしても、女子強化部長がどのような人物なのか、選手と寄り添えるような方なのか、体操協会に自浄作用があるのか、開かれる正式な会見ではっきりするでしょう。

願わくば、日大アメフト部についての会見と同じような結果にならないことを願っています。

協会は、選手を守るためにも存在していることを忘れないようにして欲しいですね。

 

最後に日本体操協会が2018年に発表した政策方針のコメントをご紹介します。

 

日本体操協会2018年度政策方針

2013 年に「指導における暴力、パワハラ、セクハラ撲滅運動」に取り組み始めて 5 年目 を迎えました。世界的にも昨年起きたアメリカ体操界のセクハラ問題も未だに収束する気 配がありません。世界的にも難しい問題ではありますが、国内の中でも同じことが起きるこ とも充分ありえます。そのためにも日々の指導の中で、指導者と選手と家族、関係者との良 い信頼関係を築くことが事故、事件を予防するものと考えます。常にコミュケーションが重 要になると認識し、話の中で理解し合える環境作りに取り組んでいかなければなりません。 本協会は「3 つの基本方針」をもって対策に取り組んでいます。第一に「暴力、パワハラ、 セクハラが発生しない地域全体で監視する環境づくり」、第二に「指導における暴力を無く す指導方法の享受」、第三に「永久追放を追加した罰則の強化」です。指導における暴力、 パワハラ、セクハラが完全に撲滅されるまで、本協会と加盟団体で協力して厳しい姿勢をも って取り組み続けて参ります。

引用:日本体操協会

 

今回、体操協会は宮川選手をパワハラから守っているという意識のもとに、騒動を見てしまっています。

しかし、宮川選手は速見コーチの暴力については、事実であると認めている上で、協会のパワハラについて訴えているわけです。

つまり問題はすでに違うものになっているわけで、協会内にきちんと問題を分けて考えられる人物がいることを願います。

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