スギモトトモユキ(杉本智之)さんが北朝鮮に拘束されてから2週間ほど経ちましたが、ついに北朝鮮から追放となりました。
さらに日本政府が、スギモトトモユキさんと接触までできるところまできました。
いつ帰国するのか?どうやって帰国するのか?帰国後の処分について解説します。
スギモトトモユキが帰国決定!どうやって帰国する?
北朝鮮で拘束された人物は基本的に、北朝鮮国内で日本政府の関係者と接触する事はできません。
そのため、まずは第三国である中国へ追放されることになります。
今回の杉本さんについても、やはり中国の北京に送還されることになりました。
中国の北京には日本大使館があるので、中国北京国際空港に到着した段階で、日本政府の関係者が杉本さんと接触できるようになります。
すでに大使館の人員が、杉本さんに接触するため動いていると報道されているため、杉本さんが北京に到着していることが分かります。
続報によって28日に平壌を出発、同日に北京到着の予定であるとされています。
ではその後の流れはどうなるのでしょうか?
政府関係者による事情が調査されてから帰国
まず政府関係者は、杉本さんと会い、なぜ拘束されたのか、どんな理由があるのか、拘束時の状況はどうだったのか、こうした事を確認することになります。
まずこの点を確認しないうちは、帰国へと物事が動いていくことはありません。
さらに重要なこととしても杉本さんは健康診断を受けることが必要です。
北京国際空港には、中日友好病院という場所があり、日本人が行けるような病院もありますし、他にも良い病院が揃っています。
まずは、杉本さんを病院に連れていき、数日後に帰国ということになります。
帰国後にはどのような処罰があるのか
杉本さんは、今回渡航中止の勧告が政府から出ていたにもかかわらず、北朝鮮に渡航をして拘束されることになりました。
この点は非常に大きな問題になるでしょう。
どのような懲罰があるのか、処罰はどうなるのか、これから政府内で検討されていくでしょう。
しかし日本国内で罪を犯したような処罰が下されることはありません。
しかし無謀な計画の責任は社会的に負わされることになるでしょう。
仕事の面や、対人関係の面で大きなリスクを持ってしまったことは間違いありません。
日本政府としても、おそらく交渉をして杉本さんを戻すことに成功したわけなので、それなりの訓戒を与えることになるでしょう。
8月27日の会見で、管官房長官は次のように伝えています。
菅官房長官は27日の記者会見で「(男性解放に向けて)全力を挙げて対応しているが、事柄の性質上、(交渉の経緯などについて)答えることは控えたい」と述べるにとどめた。
引用:読売新聞
この管官房長官の発言から、北朝鮮と日本政府の間に、なんらかの交渉があったことは明白です。
また交渉内容が明かされることはないでしょうが、日朝協議にも大きな影響を与えるような内容であったはずです。
とはいえ、無事に日本に戻れることになり、数日以内に帰国できるのは良いニュースと言えるでしょう。