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花粉対策としてのヨーグルトの普及

花粉症対策のための食品として、よく選ばれているのがヨーグルトです。

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厚生労働省の調査によると、花粉症の民間療法として使われている食品の中で、ヨーグルトは第2位になっています。
第1位は甜茶で、第2位がヨーグルト、第3位はスギ花粉飴、第4位はしそ、第5位は漢方薬という順番です。
厚生労働省の発表によると、こうした民間療法に効果に関しては、科学的検証があまり行われていないとされています。

その理由は、コストも時間もかかるため、非常に難しいことです。
ヨーグルトの花粉症に対する効果という面で、まずはこうした厚生労働省のデータを銘記しておきましょう。
とは言え、各製薬会社や企業によるデータがまったくないわけではないので、企業の調査結果についてもご紹介します。

厚生労働省による花粉症の民間療法についてレポート

森永によるヨーグルトの抗アレルギー作用の調査

ヨーグルトを多く販売している森永としても、ヨーグルトの花粉症への効果について調査をしています。
花粉症になっている44人の方に、ビフィズス菌BB536粉末とプラセボ粉末を、花粉が飛散する1ヶ月前から飲んでもらったようです。
花粉症患者が、ビフィズス菌BB536粉末を13週間飲んだ結果、くしゃみなど花粉症が緩和されたと感じた方がいたとのことです。

また花粉症飛散時期における血中炎症性マーカーが改善したというデータを公開しています。
企業が出している結論は、腸管免疫系への作用と腸内細菌への作用によって、体内免疫バランスが改善し、花粉症の症状が緩和したとしています。

参照:森永公式HP

個人的な感想としては、44人という少ない人数での調査であり、さらに実際の研究データとしても若干根拠に限りがあるという印象です。
さらに大々的な調査や研究をしてもらえると、花粉症へのヨーグルトの効果を確信できるようになるでしょう。
現在のヨーグルト=花粉症に効果的というのは、根拠としては弱いように感じます。
この規模の研究や調査であるなら、ヨーグルトと花粉症の関係は厚生労働省のレポート通りという印象になります。

日本アレルギー学会での研究結果

岡山大学や千葉大学による、乳酸菌のスギ花粉症に対する有効性についての発表がありました。
研究目的は、乳酸菌は安全性が高く、アレルギー性鼻炎への有効性を確かめるというものです。
結果は、乳酸菌投与によって有意な花粉症の改善は認めらなかったとなっています。

抗体価やCry I特異的サイトカイン産生に、乳酸菌が与えるとされるような変化は見いだせなかったと述べています。
研究方法の改善として、乳酸菌の投与方法と投与経路を考慮できるかもしれないとなっていますが、研究結果はおおむね厚労省のレポートと同じようになっています。

参照:
https://www.jstage.jst.go.jp/pub/pdfpreview/arerugi/58/3-4_58_KJ00005800264.jpg

花粉症対策とヨーグルトの関係

花粉症に苦しんでいる方の中には、ヨーグルトを食べることで花粉症が改善したと感じておられる方がいるのも事実です。
この点は否定できないでしょう。
しかし厚労省のレポートからも、現在のところヨーグルトが花粉症の症状を軽減させたという明確なデータはないように感じました。
もちろん腸への良い影響がある事は実証されているので、こうした面から花粉症への良い影響は少なからずあるかもしれません。
個人的には、やはり民間療法の域を出ないのかなという印象です。

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